社会人になると、必ずあるのが飲み会です。特に社内だけでも、同期と飲むことがあったりするでしょうし、後輩と飲むこともあるでしょう。あるいは部署やチームで飲み会が行われるということも多々ありますが、お酒の席だからということで、上司が無礼講!と言っても、真に受けてはいけません。上司が無礼講と言ったから、思いっきり羽目を外してもいいということではありません。上司が無礼講と言うのは、飲み会の枕詞のようなものですから、それを実践しても、褒められませんし、何よりもマナーの分からない人間ということで、大事な仕事などは任せてもらえなくなります。

マナーは気遣いである

このように、お酒の席は特に色々とマナーが厳しく、しっかり守らないと社会人としての適性を疑われてしまいかねませんので、しっかり社会人としてマナーを把握して、それを実行する必要があります。そこで特に飲み会の席でマナーを守らなければいけないのは、会計時のマナーです。会計時は誰が払うにしても、それなりの気を使うべきときですので、どういうマナーがあるのかということを知って、それを実行すれば、マナーのわきまえた人間として一目置かれることになります。特に上司と一緒に飲む時は、気遣いが必要です。

会計時のマナー:対上司

そんな中まず注意をしておきたいことは、飲み会がお開きになったときです。その時にまずしておくべきことは、上司の動向です。人数が少ない場合には、ここは上司がおごってくれるかもしれませんし、あるいは、1万円ほど出してくれて、残りはみんなで払ってくれということを言うかもしれません。あるいは、今回は全員同じ会費というケースもあるでしょう。ここで注意しないといけないのは、上司が財布を出した時に、早とちりして、「ごちそうさまです」などとは言わないようにすることです。まずは上司がどういう移行であるかということを必ず確かめるということです。ここで重要なこととしては、上司はあなたよりも会社の地位はずっと高いのですから、そういう点をしっかり配慮する気配りをするということです。

ここでいけないことは、いくら部下だからと言って、ごちそうになるのが当たり前と言う態度を取ることです。お金の負担を地位の高い上司がするというのは、いくら上司でも不愉快な気持ちになります。会社における部署はコミュニティのようなものですから、そういう態度はよくありません。この場合、上司が多めに払ってくれるでしょうけれども、部下としても当然支払うという姿勢を見せるようにしましょう。こういう場合は、先程もご案内しましたが、一般的には上司が多めにお金を負担します。あるいは、一人○○円で良いよということになりますので、その時は、上司の行為に対してしっかりお礼を言うようにしましょう。また、お酒を飲んだ翌日というのも大事です。まず、上司より速く出社するのは当たり前のことですし、上司が出社した際には、再度飲み会のお礼を言うということが最低限の礼儀とされます。

会計時のマナー:全般

次に会計をお願いする場合に、伝票を受け取るのは、幹事になります。ここで注意をしないといけないのは、伝票を上司に受け取らせてはいけないということです。まずは幹事、もし幹事が決まっていなければ、部下が受け取るようにします。また、会計をする際にもう一つ注意をしないといけないのは、レジ前で徴収するということです。レジ前でお金を徴収すると、結果として事務が雑多になりますし、飲み会のメンバーを待たせてしまうことになります。そうならないためにも、お開きの少し前くらいを見計らって、会計をしてもらい、そこでお金を集めて、時間が来たら、解散する旨の連絡をするというのが、手際が良いやり方です。